岩手県

震災の記憶を次代へ伝承する、デジタルアーカイブプロジェクト

一般社団法人トナリノ

陸前高田市における震災の記録を収集、データ化し、次代へ伝承する

東日本大震災で甚大な被害があった陸前高田市。ICTを活用した震災伝承に取り組むトナリノと共に、震災の記録を収集しデジタルアーカイブ化する活動に挑戦するインターン生を募集します。

このプロジェクトについて

■特徴1:失われた街を想い出し、語り継ぐ「復元模型」
岩手県陸前高田市には、国の名勝にも指定された美しい砂浜「高田松原」がありました。市街地にも近く、市民にとって憩いの場であり、誇りでもある場所でした。しかし、2011年に起こった東日本大震災により約7万本あったともいわれる松林が流失、海岸から1km程内陸にある中心市街地も壊滅的な被害を受けました。
東北の各被災地で同様に失われた街を模型として復元し、街が積み重ねてきた記憶を保存・継承しようと、神戸大学大学院工学研究科のプロジェクトチームを中心にスタートしたのが「失われた街」模型復元プロジェクトです。1m×1mのパネル21台に震災前の街並みを再現し、地域住民が思い出を書き込み、高田松原を含む陸前高田市の1/500縮尺復元模型が完成。2019年にさらに9台が追加制作され、全30平方メールの模型となりました。

■特徴2:復元模型を中心に震災を語り継ぐ場「陸前高田グローバルキャンパス」
この復元模型の管理・活用を担ってるのがトナリノです。これまで地元の商業施設で行ってきた展示イベントでは1日200人以上の地域住民が復元模型を前に過去の街並みを思い出し、語らう場をつくってきました。
復元模型は普段、旧陸前高田市立米崎中学校を改修し2017年にオープンした「陸前高田グローバルキャンパス」に常設しています。陸前高田グローバルキャンパスは陸前高田市、岩手大学、立教大学が共同して開設した交流活動拠点です。この一室に復元模型を常設することで、地域内外を問わず全国から陸前高田に集う人たちの学びや交流の空間を作っていきたいと考えています。

■特徴3:震災の記憶・記録を保全し、次代へ残すために
震災から間もなく10年が経ち、震災を経験した地域住民の記憶が薄れること、記録が失われていくことが目下の課題です。さらに地域住民が持つ震災に関する情報は個人や各家庭の中にあり、陸前高田市としての震災の記録を伝承していくためには地道な情報収集が必要です。
そこでトナリノでは、点在する陸前高田市の震災に関する情報を収集、データ化し、インターネットを通じた閲覧や、復元模型と共に陸前高田グローバルキャンパスで閲覧できるようにするデジタルアーカイブプロジェクトを立ち上げました。トナリノはICTを活用した地域教育やデジタル化の推進による地域活性にも取り組んでいます。復元模型の管理・活用を担い、デジタル化による地域活性に取り組むトナリノだからこそ、陸前高田グローバルキャンパスの一室を「震災アーカイブ施設」にしたいと考えています。
インターン生にはインターン期間中に1週間ほど現地活動をし、地域住民、陸前高田市役所、全国の大学等から陸前高田市の震災に関する情報(書籍、写真、動画、研究論文等)を収集してもらいます。その後、集めた情報をデータ化し、インターネット上や陸前高田グローバルキャンパスキャンパスで閲覧できる仕組みを共に作っていきます。
震災の記録、記憶を未来に残すデジタルアーカイブプロジェクト。最初の一歩を共に踏み出すインターン生を待っています!

私たちはこんなチームです

あなたの困りごとを一緒に解決する「地域の相棒」です

前身である一般社団法人SAVE TAKATAは、2011年3月11日の東日本大震災によって壊滅的な津波被害を受けた岩手県陸前高田市の復興、発展に寄与するために、同市出身者を中心にボランティア活動を始めたことがきっかけになり、2011年3月12日に任意団体として設立、同年6月13日に法人化をしました。

2020年6月1日に一般社団法人トナリノに法人名を変更し、気持ちを新たに、困りごとを一緒に解決する「地域の相棒」を目指します。
WEBサイトやチラシ等の広報物制作、商品開発や販売等の営業活動、あらゆる企画や事務局運営のサポート等、計画・調達・現場まで、じっくり深く関わり、あらゆる地域の困りごとを解決する仕組みをつくっていきます。
「企画」「制作」「営業」の3つを中核事業として、私たちが直接課題解決をするだけでなく「地域の担い手による課題解決」に特化し、活動を進めています。

インターン生へのメッセージ

企画部マネージャー/山本 健太

東日本大震災のボランティアで初めて東北を訪れたとき、1,2年どころではなく、10年かかっても元通りになることは難しいと感じた衝撃を今でも覚えています。
未来を創る私たちにとって大切なことは、過去から学ぶ仕組みをしっかり創っていくことだと思います。
震災後、行政・大学・企業が連携し教訓を残そうと活動を起こしています。しかし、それぞれが別々に「残す」「まとめる」だけでは意味はなく、一元化していくことと、活用していくソフト面の動きが必要です。そこで、市街地模型とともにグローバルキャンパスの一室を震災と地域情報のアーカイブ施設にし、人が集い、学び合い、交流する場を創ろうとプロジェクトを立ち上げました。

震災により人口減少や伝統文化の衰退等様々な課題が表面化したことで、課題を解決するために国や人の動きが活発になりました。そういった問題は陸前高田市だけのことではなく、日本全国どこでも起こりうることです。だからこそ、陸前高田市が災害復興の一つのモデルとなっていくことが重要だと思います。

課題先進地から課題解決先進地へと変わろうとするこの街で、一緒に学び、挑戦するインターン生を待っています!

プロフィール・・・福岡県田川市出身。東日本大震災の復興支援ボランティアを通じて陸前高田市と出会い、2012年4月に移住。地元NPOのスタッフとして、仮設商店街の事務局や市民活動の中間支援を担当した後、2017年1月より現職。「子どもと陸前高田の可能性を広げる」をテーマに子どもの教育に関わる事業に従事している。
現在、長崎県出身の妻と二人の子供との四人暮らし。陸前高田市民吹奏楽団を立ち上げる等、趣味を通した市民の交流の場づくりをしている。
将来は陸前高田市で培った地域課題解決の経験を活かし、出身地の九州や全国の地域課題解決にも貢献していきたいと考えている。

団体概要
一般社団法人トナリノ
設立 2011年3月12日
代表者名 佐々木 信秋
従業員数 24名(2020年11月現在)
WEBhttps://tonarino.org/
住所 岩手県陸前高田市高田町字大隅93-1 たまご村内
テーマ
地域/IT・情報
職種
マーケティング・広報/新規事業
仕事内容
震災関連の情報を収集、保全する、デジタルアーカイブプロジェクト

【STEP1】
●地域理解、事業理解、情報収集に向けた準備(1〜2週目:50時間)
オンライン研修にて、地域や事業への理解、デジタルアーカイブプロジェクトへの理解を深めます。
収集する情報や収集先候補を協議、検討しつつ、3〜4週目に予定する現地での情報収集を地域住民に事前周知するためにSNSやプレスリリースによる広報を行います。

【STEP2】
●情報収集スタート(3~4週目:50時間)
情報収集をスタートします。メールや電話等での情報収集に加えて、1週間程度の現地活動にて地域住民からの情報収集を行います。現地活動中はわらしべ長者のように人から人へ紹介を辿りなるべく多くの地域住民と交流し、情報収集をしましょう!

【STEP3】
●収集した情報のデータ化、活動のまとめ(5〜6週目:50時間)
収集した情報を随時共有し、展示・閲覧の仕方を検討しながらデータ化します。
情報収集〜データ化の一連の流れをまとめ、今後も継続して活用できるように社員へ引き継ぎます。
期待する成果
・陸前高田市に関する震災関連の書籍、写真、動画、研究論文等の収集とデータ化
・データ化した情報をインターネットや陸前高田グローバルキャンパスで閲覧できる仕組みづくり
・情報収集〜データ化までの活動をまとめ、仕組みとして引き継ぐ
得られる経験
・地域住民との関係構築を図りながら震災に関する情報を自ら集めていく経験
・地域課題に対する産官学連携のあり方を実践から学ぶことができる
・自分の取り組みが地域に残り、引き継がれていく経験
対象となる人
・初対面の人とも積極的にコミュニケーションが取れる人
・困難に対しても粘り強く柔軟に対応し、責任を持ってやり遂げられる人
・ICTやデジタルを活用した震災伝承に関心がある人
活動条件
【期間】
<このプロジェクトは、オンライン実施(一部現地活動あり)です>
令和3年2月1日~3月13日(予定) ※3/14以降、活動を行う場合は企業と協議のうえ、長期に切り替え
・全体で160時間程度活動してもらいます
・上記期間のうち、3〜4週目に7泊8日程度の現地活動を予定しています
※現地活動への参加ができない場合でもエントリーは可能です。面談時に相談をしてください
※現地活動については、新型コロナウイルスの感染状況等によって、変更や中止になることがあります

【活動頻度】
週5日、1日4〜6時間程度(25時間以上/週) ※応相談

【活動時間】
受け入れ企業の通常業務時間内で1日4〜6時間程度、確保してもらいます
※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります

【参加条件】
自分用PCがあること、自宅にネット環境が整っていること

【参加までの流れ】
下記リンク先のwizHP『参加までの流れ』を確認ください
https://npowiz.org/wizintern/internflow

【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「令和2年度復興・創生インターンシップ事業」として実施します。
※「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、統括事務局の株式会社パソナ(担当:高橋 連絡先:03-6262-6340)までお問い合わせください。

※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、NPO法人wiz(担当:八田 連絡先:intern@npowiz.org)までお問い合わせください。
活動場所
自宅を基本としたオンラインでのインターンシップ
※インターン期間中に最大2回、合計7泊8日以内で現地活動を予定(新型コロナウイルスの状況に応じて中止になる場合あり)
事前課題
有り(詳細はエントリー時に説明)

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