宿場町の日本家屋をゲストハウスにし、インバウンド観光客を呼び込め!
300年の歴史と文化をもつ宿場「奈良井宿」。
その街並みにある一軒の泊宿が、インバウンド向けのゲストハウスとして生まれ変わる。
より効果的な集客ができるようにお手伝いいただける学生を募集します!
このプロジェクトについて
300年前にタイムスリップしたような町並みが1キロ続く、京都と江戸のちょうど真ん中、奈良井宿。かつては、難所と呼ばれた鳥居峠の麓で、多くの旅人が身体を休めていきました。参勤交代の時代が終わった後も、豊富な森林資源を活かした林業を中心に、奈良井は大勢の働き手で賑わい栄えていました。電柱がたち、鉄道線路や道路が敷かれ便利になり、電話線が張られ始めた頃、工事従事者の方々に温かいご飯とお布団を提供しようと『民宿 豊飯豊衣』が始まりました。
気さくでお節介な「豊飯豊衣のおかあさん」の宿は、常連客ばかり。賑やかな夕食風景に、宿泊客でも何でもない人が顔をのぞかせ、飲んで食べてどこか別の宿に帰っていく、そんなお宿だったそうです。
時は流れ、工事は終わり、木材の運搬が効率化され奈良井の営林所は閉鎖。奈良井から働き手の男たちが去っていきました。多くは、仕事を求めて出た先で家庭をもち、新たに家を建て、奈良井に戻ることはありませんでした。豊飯豊衣の跡継ぎ上原さんも、その一人。
ただ、上原さんにはたくさんの思い出があり、豊飯豊衣のおかあさんが亡くなって誰も住まなくなってからも30年以上、ずっと家の掃除と水回りの管理をしてきたのです。
上原さん、現在82歳。愛して止まないこの家を、地域と、地域の人に、最も良い形で活かして欲しいと切に願っています。その想いを引き継ぎ、2016年秋から、日本文化や歴史を重んじる外国人旅行者向けの宿として運営しています。
私たちはこんなチームです

個性を世界へ
人にも、地域にも、個性がある。他人の意見に合わせて無理やり新しい個体になったとしても、苦しくなって続けられなくなり逃げ場もなくなるだけとの実体験を胸に、2013年任意団体としてココノチカラを設立。夢を追うママを応援し、子どもが憧れる大人が集う地域づくりに力を注ぐ。延べ300名の女性に実践起業講座を実施。女性に特化した起業支援が行政の目に止まり、関東圏1都10県から『ベスト・プラクティス事例』に選出される。元民宿を外国人の宿泊先として整備し英語のみで集客。ゲストハウスを共同運営するなどインバウンド観光に貢献し、7期連続「スーパーホスト」の称号を得る。また、需要と生産量が減っていく地元の漆器産業に貢献するため、職人と海外向け漆器製品の共同開発を実施。
- 団体概要
- 合同会社ココノチカラ
設立 令和1年5月16日(予定)
代表者名 土屋 みどり
従業員数 1名
WEBhttp://www.coconochikara.com
住所 - テーマ
- 文化・伝統産業/観光・おもてなし
- 職種
- 企画・商品開発/マーケティング・広報
- 仕事内容
- 2016年の開始時点では「空き家対策」寄りの事業でした。宿泊客が多くなることより、「上原さんが、掃除や管理のために奈良井に戻ることが楽しくなり費用的な負担も軽くなる」ことを重視したため、マーケティングなるものをなにもしていません。
しかし、某大企業と提携の話が進み、来年春からリニューアルオープンを目指すことになったため、多くの予約を呼び込めるよう土台整備が必要です。
具体的には、
・集客サイト(現在、Airbnbのみ)への記載内容の充実、適正化
・同サイトの掲載写真の更新(現在、2016年空き家時点のまま)
・地元高校生による観光ツアー、バイリンガル歴女や地域のシニアガイドによる歴史ツアー、漆器職人の匠技見学、漆器づくり体験、座禅、写仏、調理実習や日本酒試飲など日本体験ワークショップの効果的な広報(現在、広報ゼロ)
・夏までに創設予定のホームページの内容、写真、ブログなどの充実
・Instagram、Twitter、Facebook等のSNSについて、最低限の管理で最大の効果が得られる運用方法の調査
・宿泊者、体験ワークショップ利用者からの最適な債権回収方法の調査
になります。 - 期待する成果
- ・奈良井の住人が静かに住める環境を確保するため、歴史文化を重んじて自然を愛する人が宿泊したいと思うような雰囲気を出せること
・集客サイト、ホームページの記載内容が、現物および実際のサービス内容と合っていて、ニッポン的な魅力があること
・SNSやホームページでの発信が増えること
・発信が増えるものの「来年のリニューアルに向けて準備中だから、今年はたくさんのお客さんの受け入れができないの、ゴメンネ!」な空気が醸し出されていること
・他の店舗、民宿の客層と完全に分け、奪わない、争わないこと(現在は、英語のみの発信で対応)
・ツアー、体験ワークショップ等のメニューが読みやすくリストされること
・可能であれば、地元の学生、一般・シニアボランティア、国際交流経験を積みたい人に向けた発信内容の充実も。 - 得られる経験
- 「外人だらけで疲れる」などというジョークが囁かれる京都や東京の一部から、地方へとインバウンド観光客がシフトしている。彼らは、地方に何を求めて来るのか?それをどうやったら与えられるか?それを考えたら、単にできるだけ多く集客をするという従来の方法は使えない。奈良井は京都になってはいけない。観光の現場で、本当のお客さんとは誰なのか?
そんなことを頭のすみに置いてもらい、昔ながらの日本を大切にするために配慮した国際ターゲットマーケティングの経験と、付随するシステムや人との交流経験をガッツリ積んでいただければ良いなと思います。 - 対象となる人
- 普段から日本自慢をしたい人
書籍やヒアリングなどの調査が苦ではない人
まぁまぁ英語が得意な人 - 活動条件
- 観光客の一人となって、地域をしっかり歩いて散策してもらうこと
【勤務詳細】週5日程度
【勤務時間】9:00~17:00(日により異なります)
【宿泊先】陽だまりの家(合宿宿泊施設)
【費用】無料 - 活動場所
- 奈良井、木曽平沢、藪原
- 事前課題
代表/土屋 みどり
現時点で、豊飯豊衣(英語名:Midori\'s Big Raccoon)には、21カ国からのゲストがお泊りになられました。今も連絡を取り合っているゲストも大勢います。私の理想は、これからの日本を担う皆さんが世界各国に1人ずつ大切な友達をつくり、お互いの国を簡単に爆撃したり、制裁を加えたりできなくなる世界をつくること。日本が大好きな人として、日本の文化や歴史を大切にしてくれる人に届くと思うことを積極的に発信して、一緒に特別で大切な出逢いの機会をつくっていきましょう!